営業後のunreve。静まり返った店内。
どこか哀愁というか、貫禄というか、 深みを感じます。
毎日、たくさんのお客様をお迎えして。 たくさんの髪に触れて。
たくさんの会話をして。
その痕跡が、空気に残っているような気がします。
2004年。
unreveの前身となるサロン、RevePaysを、 アメ村の三角公園前、雑居ビルの一室にオープンしました。
8坪。 スタッフ2名。
私の原点です。
心斎橋には、縁もゆかりもありませんでした。
ただ、関西で一番のサロン激戦区であるこの街で、一番のサロンになれたら。
シンプルに、日本一になれる気がしていた 23歳の浅はかな夢。
創業時のもう1人のメンバーは、 今でも一緒にサロンワークをしている、 心強いビジネスパートナーのYUKA。
長い年月を共に過ごしてきた、 家族のような存在です。
そして2007年6月10日。
unreveがオープンしました。
あの日から、ずっとこの街で。
店舗も拡張移転し、 スタッフも大所帯となりました。
執行役員の水相、店長の花木は、 新卒時代から10年選手。
副店長のハルも、もうすぐ7年になります。
どこへ行っても通用する美容師に、 しっかりと育ってくれています。
でも同時に、 肝に銘じていることもあります。
私たちはまだ完成していない。
まだ未熟で、成長途中だということ。
学び続けなければ、
未来はないと思っています。
何度も難しい局面はありました。
続けることの難しさを、 思い知らされたこともあります。
最低賃金の上昇。
物価の高騰。
美容業界全体の変化。
時代は、少しずつ変わっていきます。
気づけば、 サロン以外の事業も増えました。
でも、原点は変わりません。
人に触れる仕事を、 どこまで誠実に続けられるか。
それだけは、ずっと変わらないテーマです。
22年という時間の中で、 たくさんのことが変わりました。
店舗の広さも、
スタッフの数も、
技術も、メニューも、価格も。
でも、変わらないものもあります。
それは、 「単なる行きつけの美容室以上の存在でありたい」という想い。
お客様の人生に、少しでも寄り添えたら。
髪を整えるだけではなく、
少しだけ前を向けるような時間を届けられたら。
その想いだけは、
22年前から変わっていません。
15年でヴィンテージ。
30年でアンティーク。
私たちは今、 ちょうどその途中にいます。
時間をかけて育ててきた価値を、
もっと明確に。もっと強く。
でも、焦らない。
22年かけて築いてきたものを、
さらに次の10年、20年で育てていく。
それでいいと思っています。
unreveというブランドを、
この街に、ゆっくりと根付かせていく。
アンティークと呼ばれる日まで、
まだ時間はあります。
その時間を、大切に使いたい。
水相、花木、ハルのような、 次の世代を担うリーダーを育てることも一つ。
そして、その次の世代へ繋いでいくことも一つ。
unreveという場所が、 スタッフにとっても、 「一生もの」の経験を積める場所になれたらと思っています。
営業後の静かな店内。
今日も、日中の賑やかな余韻が残っていて、 そんな1日の終わりが好きです。
22年前、
8坪の小さなお店から始まったunreve。
まだ、始まったばかり。
道半ばです。
明日もまた、 この場所で、
お客様を迎えます。
unreve 鮫島一美
unreve
住所:大阪府大阪市中央区西心斎橋1-12-8
大美建築ビル2階
電話番号:06-6245-0755
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